2003年8月29日 金曜日

O&Dウッド事業が本格化


O&Dウッド事業が本格化
専用の圧縮加工機を新設

高耐久化処理木材「O&Dウッド」群馬県総代理店の佐々木木材防腐(前橋市、佐々木国雄社長、ISO9001・2000認証工場)は専用圧縮加工機を新設。本格的な生産販売に乗り出した。治山・治水などの土木工事において、液の浸潤度の高い処理木材を提案、他社との差別化を図っていく。

信頼性の高い製品供給

O&Dウッドは、「コシイプレザービング」(大阪市大鎌弘之社長)が開発した処理木材。木材を圧縮加工したあとに薬液を加圧注入することで、薬液浸透性の改善を図り、均一性に優れ、耐久性能の高い処理木材を生産するもの。従来の方法では十分な感想を行った場合でも2割以上の材に浸潤不良が認められたが、圧縮処理剤では牛材であっても、圧縮後8日程度の天然乾燥を行うことにより均一な薬液の浸潤度を得ることができるとしている。
 新設された圧縮加工機はコシイ社製。同社が(社)口本木材保存協会の委託により開発した。直径90〜120oの機種はすでに全国で普及が進んでいるが、今回佐々木木材防腐が導入した機種は150oまで加工可能で、同サイズとしては全国で2番目の導入という。5段階で徐々に圧縮加工を施し、その後に加圧注入することで薬液の浸潤度が高まり、注入処理が終わった段階では丸太の形状もほぼ元の形に戻る。木材の強度下も10%未満に抑えられている。公共工事では に配慮した多自然型工法の採用が多くなっており、治山・治水の土木工事などにおいて県産材活用が増えている。ただ処理木材の浸潤不良のためわずか数年で不具合が生じたというケースもあり、耐久性の安定が木材業界の課題となっている。
 群馬県はこうした に対処するため今年度から、処理前含水率30%、浸潤度は材面から10oの部分において80%以上等の を設けているが、「O&Dウッドは注入むらがなく、県の基準を軽くクリアできる」(佐々木社長)としている
 同社は防腐・防蟻月間1000立方メートルの処理能力を有し、薬液もレザックR(AAO)とマイトレック(ACQ)の両方に対応。エコマークの認定のロータリー丸太など間伐材を活用した各種製品開発を進めている。

いろいろな分野に木材を使おうという が高まっている中、信頼性の高い製品でこれにしっかりと答えていかなければならない。O&Dウッドはそうしたニーズに対応できるものであり、積極的にPRしていきたい」(同)と語っていた。