2003年3月12日 水曜日

O&Dウッドを積極展開 木製校倉式工法を提案


O&Dウッドを積極展開

木製校倉式工法を提案

佐々木木材防腐(前橋市、佐々木国雄社長)は、高耐久化処理木材「O&Dウッド」の群馬県総代理店となり、積極的な営業展開を進めている。治山・治水などの土木工事において、深部まで薬液が浸透した安定性の高い土留工の「木製校倉式工法」の提案を図っていく。

O&Dウッドは、コシイプレザービング(大阪市、大鎌弘行社長)が開発した処理木材。木材を圧縮加工した後に薬液を加圧注入することで、均一性に優れ、効率の高い保存処理が可能。含水率が高い木材の場合には、薬剤が深部まで浸透しにくいという欠点があったが、木材を圧縮加工することで、含水率70%を超える木材でも薬液を充分浸透させることができる。米国や日本国内の試験地の結果から、50年を上回る長期間の耐性年数を持つと推定されている。
また、コシイでは、O&Dウッドを使った「木製校倉式工法」を開発。すでに全国各地の土留工事、護岸工事などで実績を上げている。
この工法は、自然との調和を考え、安定性と高耐久性を実現した間伐材利用の土木工法。校倉式を応用した井桁構造により、堅固で安定性に優れており高い擁壁の施工も可能(壁面がせき出さない)などさまざまな特徴がある。
佐々木木材防腐は、O&Dウッド・木製校倉式工法の代理店となっており、土木工事等への提案を図っていく。同社は処理能力月間1000立方メートルと県内屈指の設備を有し、無色透明及び有色の両方に対応。間伐材を活用した各種外構材製品の開発も行っている。
「O&Dウッド・木製校倉式工法は、木材の使用量が多く森林整備にもつながる。コストは1平方メートル当たり2万5000円(材工込み)とコンクリート造と同等の低コストを実現している。公共工事は年度末などに集中してしまう傾向があり、納期にあわせるために含水率の高い木材を使用すると材中心部まで防腐処理されないケースもある。しっかりとした製品作りが重要であり、O&Dウッドは含水率の高い木材にも薬液を充分浸透させることができる」(佐々木社長)と話している。